2011年8月 放射線測定器購入
チェルノブイリの事故以来、一度は手にしてみたかった放射線測定器。しかしどの機種を買えばよいかが分からず保留したまま福島第一原発の事故を迎えてしまいました。先日あるテレビ番組を見ていたら某大学の先生が持ち歩きに使っているのを発見。ネットで調べて個人用のものを購入し、測定を始めました。もちろんこれが厳密な値とは思っていませんが、一カ所における極端な変化や複数ヶ所の比較はできると考えています 。
基準値=まずは自宅で
まずは自宅で部屋ごとに計ってみましたがどこもほとんど差はありません=約 0.12~0.14 μsv/h購入以降約一ヶ月間に数回測定しましたが、差は出ていません=極端な差が出たら大変!この値は屋外でもほとんど変わりませんでした。
※もちろん一番可能性の高いのは3月中旬だったはずで、放射性物質はすでに雨に流されていた可能性はあります。
これを1つの目安として、色々な所で計ってみました 。
2012.4月、5月 東京~青森(東北自動車道にて)
4月、5月に2度、青森での撮影があり東北自動車道を移動しました。新幹線よりは高い値が出るはずと思いながら測定器を車の座席に置き時々数値を見て記録すると福島県に入って徐々に値が上昇し、ついに郡山付近でアラーム音が!音はオフにしていたのですが、デフォルトで0.30 μsv/hを超えるとアラームが鳴るように設定されていたのです。高速道路上の放射性物質など洗い流されているかと思うのですがとすれば、その下の土地にかなりの量が溜っているのでしょうか。そこで2度目のロケでは東京からの距離表示を確認217~239km間で断続的(とはいってもほとんど継続的に)アラームが鳴り続けました。近々また東北自動車道で青森に出かけますが、同じ結果が出るかどうか 。
2012.3.22 東京~青森(新幹線&現地)
出張での青森に向かう途中、新幹線の座席前で測定しました。東京駅スタート時には 0.08 μsv/h、(福島寝過ごして=意味ないじゃん)仙台以降は 0.09 μsv/h。そして二戸を過ぎて気づいたら 0.07、トンネル内なら 0.06。そして青森、弘前と市街地でも 0.10 をギリギリ切っていました。これなら自宅より低い! というより自宅の再検討が必要?しかし、帰路で測定すると仙台までは 0.08 以下だったものが郡山では 0.18 μsv/h。この後は徐々に下がって宇都宮では 0.10 μsv/h、その後は 0.10 未満。やっぱり福島って何かあるんだろうか…
2012.1.29 自宅周辺の敷地内で
年明け当初は雨も雪も降らない日が続いていましたがようやく降雪がありました。そこで自宅周辺のアスファルトや土の上の線量を測定したところ 場所により、0.10~0.15 μsv/hを示しました。これって多少は放射性物質を含んだ雨が降ったということでしょうか?
2011.10.21 東京~新大阪(新幹線)
出張で関空に行くことになったので東海道新幹線の中で計ってみました。(何故、直接飛行機で行かないか? それはノーコメント)
今回も新幹線車内では座席前の網の中に入れて時々数値を見てみました。東京駅スタート時には(前回と同じ) 0.08 μsv/h。
そして新大阪から東京駅に戻るまで、最高 0.10 μsv/h、最低0.06 μsv/h。この値は問題になるレベルではありませんが、原発事故が原因かどうかは分かたないものの、1ヶ月半前の東北新幹線での計測値と比べるとはっきり低い値でした 。
2011.9.2 東京~青森(新幹線&現地)
出張で青森に行くことになったので計ってみました 地面には置きにくいので、今回は腰の高さが基準。新幹線車内では座席前の網の中、移動中はカバンに入れることにしました。大宮~仙台~盛岡と停車駅が少なく、早起きで眠くて気がついた時に見ただけですが・・・。東京駅スタート時には 0.08 μsv/h(低い!?)新青森駅到着時で(確か)0.10 μsv/h。この間のピークは 0.13 μsv/hと新幹線が走っている高さなら影響なし?ただしこのピークを観測したのは福島あたりでした。(何か納得)
2011.8.8埼玉県所沢市
実家に帰った時にも計ってみました。室内一カ所=リビング 0.12 μsv/h、ベランダ 0.11 μsv/hでした 。