去る2013年10月20日から22日にかけて「ミジンコ観察合宿」に行ってきました。参加者は計4名。(右が私)
坂田明さん(中右)
言わずと知れたジャズミュージシャンですが、私にとってはミジンコの師匠でもあります。
単にミジンコが好きであるという域を遥かに超えていることは「私説ミジンコ大全(晶文社)」をご覧になれば一目瞭然!
田中亨さん(中左:カールツァイスマイクロスコピー株式会社)
ツァイス顕微鏡のことなら何を聞いても答えてくれるスペシャリストで弊社の顕微鏡も何かとお世話になっています。そして会社の入り口には私物の顕微鏡を飾るなど歴史的価値のある顕微鏡のコレクター。いずれ弊社のページでもご紹介したいと思います。
鈴木博之さん(左)
仕事を始めた頃から顕微鏡を含む撮影の師匠です。私の演出作品でも数多く撮影を担当してもらっています。Facebookに参加している方は一度「日々生きもの観察」のページで彼の作品をご覧ください。
今回の合宿の目的はミジンコ採集法、現行最高峰の顕微鏡の性能確認、動画撮影法、独自のプレパラート作製法などの情報交換。
初日は田中さん、鈴木さんと3人で移動〜採集場所のロケハン〜顕微鏡のセッティングを済ませ、千葉県富浦市の枇杷倶楽部で「さかたかたかさ」のコンサートを堪能しました。
http://www.mboso-etoko.jp/subsite/biwakurabu/news_p/detail.asp?id=13047&group=7
2回の公演でお疲れの坂田さんもスタッフとの打上げを終えてから合流。翌日の打合せをして早目に就寝。
そして二日目がスタート。
台風の影響で水が濁った場所が多かったのですが、前日のロケハンの甲斐もあって透明度の高い場所で採集することができました。ミジンコも大漁! あっという間に観察しきれないほどを集めることができました。
ちなみにランチタイムは漁港の食堂。刺身も揚げ物も盛りがよく都内と比べてボリュームは倍!
今回の撮影に使用した顕微鏡はAxio Imager.A2。作業用にはStemi 2000C。
何といってもスペシャルなのが明視野用と暗視野用 にそれぞれはねのけフロントレンズが付き、さらに低倍率専用暗視野スライダーを組み込んだダブルフロントレンズユニバーサルコンデンサーです。(これはレア!)
やはり良い顕微鏡は見えが素晴らしいですね。それに加えて海水の濁りが少なかったので黒い背景にスッキリと白く鮮やかなミジンコを写すことができました。今回撮影した映像がどのように使われるか、今はまだ内緒です。
最終日は撤収〜お土産を買っての帰宅。贅沢な遊びを満喫することができました。
顕微鏡撮影に関するご相談やご質問などありましたらお気軽に当方までご連絡下さい。