顕微鏡工作イベント:ミクロの世界について学ぼう「手作り顕微鏡作り」

ミクロの世界について学ぼう「手作り顕微鏡作り」

2014年8月24日、流山おおたかの森S・Cにて開催されたイベント
「ミクロの世界について学ぼう『手作り顕微鏡作り』」の講師を務めさせていただきました。

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このイベントのテーマは子供自身の手による顕微鏡工作ですが、せっかくの機会なのでより美しいミクロの世界も覗いてもらおうとCarl Zeiss社の協力を得て顕微鏡4台も持ち込みました。

工作を始める前にまずは虫メガネを例に凸レンズでモノが大きく見えること、顕微鏡では2組のレンズを使うことでさらに拡大できるというお話しでスタート。
テーブルには水草とミジンコを入れたビンを置き、顕微鏡を通して見ると別の世界が広がることを映像と連動させて紹介。

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前置きが済んだらいよいよ工作開始ですが、小学校低学年が一から説明書を読むのはちょっと困難なので、おおまかな手順やレンズの向きなどのポイントを説明。
テーブルごとにスタッフがフォローしますがせっかくの夏休み。お父さん、お母さんにも手伝ってもらうよう声をかけました。
ただし「くれぐれも自分が夢中になってお子さん自身が作ることを忘れないようにしてくださいね」。

こういった顕微鏡ほど観察対象を選ぶのが重要。でき上がったらまずは市販のプレパラートを使ってモノを中心に置くことやフォーカスの合わせ方を確認。
慣れてきたところで砂糖や塩の結晶、水草へとステップアップしていきました。

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それと平行してZeiss顕微鏡によるデモンストレーション。
定番の生ミジンコではその小さな身体に宿る生命力を、砂糖の結晶では美しさの違いを感じてもらうことができました。

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自作の顕微鏡の画質は…という不安は関係なし。子供たちは自分で作った顕微鏡で大きく見られることに大満足感の様子。
私自身も熱気溢れる1時間半を楽しませていただきました。