2015年1月25日(日)成東・東金食虫植物群落で行われた野焼きを見学〜撮影してきました。
千葉県山武市島(旧成東町島)と千葉県東金市上武射田(かみむざた)にまたがる国指定天然記念物の湿原で、千葉県に自生する10種の食虫植物のうち、8種が自生しています。
この日は雨も振らず風もほとんどなく野焼きには良い日になりました。
この日の最初の作業は野焼きで火を点けた時に草が舞い上がらないよう、すでに刈ってあった雑草をまとめること。
次に管理棟を始め木の杭など燃える可能性のあるものには水を掛けておきます。
そして火を点けます。この地区ではこの群落に関わらず昔から野焼きが行われてきたとのこと。草の枯れ具合や風向きから実に手際よく燃やしていきます。
約1時間で火はほとんど収まりました。
野焼きが終わった後で見た地面の様子です(左)。コタヌキモ(中)やハルリンドウなどが焼け残っていました。
ただコタヌキモの地上部は焼けずに残っていましたが、これが育つ訳ではありません。春には残った地下の部分から新しい芽が出てきてこの葉は枯れてしまいます。
※「成東・東金食虫植物群落」の詳細については千葉県山武市の公式ホームページをご覧ください
http://www.city.sammu.lg.jp/soshiki/32/n-syokutyusyokubutu.html