(2015.3.16)
【一般的なマクロレンズ】
もっとも一般的なのは各メーカーのマクロレンズです。最近ではマイクロフォーサーズマウントカメラの普及によりレンズとボディーの組み合わせの可能性が増えました。
ただし最近のレンズは電気制御によるものが多く、単に取り付けても制御が効かないものも見られます。逆に古いタイプのマクロレンズは絞りやフォーカスをマニュアルで動かせるので今でも十分に使用できます。
この手のマクロレンズは基本的に等倍(マイクロフォーサーズのセンサーで2倍)程度までとなります。
【RMSマウントレンズ】
近年の顕微鏡レンズのマウントはメーカーごとに独自のものが増えてきましたが、かつてマクロレンズにはRMSマウントと共通したものがありました。これは王立顕微鏡学会 (RMS)に由来する顕微鏡対物レンズのマウント規格です。
サイズも小さく取り回しが楽になるため被写体を固定しカメラ側を動かさなければならない時、ライトを被写体に近づけたい時などに便利です。
残念ながらこのタイプのレンズは現在ではほとんど生産されていないので、状態の良い中古品を探すことになります。
【引き伸ばしレンズ】
もう1つ接写に便利なのが引き伸ばしレンズです。もともと写真のプリント用に作られたものなので歪みが少なく平面性には優れます。
大半のレンズがライカLマウントを採用していることも使い勝手の良さにつながっています。