第6回ミジンコ合宿|合宿概要

第6回ミジンコ合宿は猪苗代湖。今回は初めてロッジを借りての合宿でしたが、1階の大広間は何台もの顕微鏡をセッティングした上で皆で食事ができる場所も確保できるほどの十分な広さ。部屋数も豊富で申し分のない環境でした。
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【ロッジの宿泊は大正解でした】

せっかくなのでロッジを空撮でご紹介。左側の緑の屋根の下では雨が降ってもバーベキューが可能。駐車場はありませんが露中もOKです。テニスコートもありましたが(下)誰も使うはずはありません。

【まずは採集でスタート】

顕微鏡があってもミジンコがいなければ観察が成り立ちません。現地に着いたらまずは採集にでかけるのがお決まりのパターンです。と、まずは猪苗代湖にむかったのですが収穫はイマイチ。さてどうなるかと…。

【初日の夜はバーベキュー】

本格的な観察は夕食が済んでから。顕微鏡のセッティングなど大まかな準備が終わったらまずは腹ごしらえです。初日の夕食は雨が降ってもできる屋根の下でのバーベキュー。網や食器が揃っていることは事前にチェック済みだったので食材と炭だけ用意してくればすぐにスタートできてとても簡単に楽しめました。

【お腹が満たされたらこれからが本番! 4Kモニターで画像を共有】

昨年から導入しているのが43インチの4Kモニター。本来顕微鏡は実際に覗く方が圧倒的に美しい像が見られるのですが、せっかくの高性能顕微鏡も覗けるのは一人だけ。順番を待っているあいだ他の人はモニターで鑑賞します、4Kで解像度も上がり画面を大きくすることで場合によっては直接観察以上のメリットが得られると考えられます。

【対物レンズはAPOCHROMATがメイン!】

結果として採集は不発でした。猪苗代湖でも近くの田んぼからもミジンコの仲間はほとんど見つかりませんでした。
それで盛り下がってしまうのかというと全くそうではありませんでした! 田中さんが用意してくれるCarl ZeissのAxioImagerA2ですが、今年は5倍以上の対物レンズは全てAPOCHROMAT。それ以下はPlan-NEOFUARでしたがコンデンサーとの相性なのか今ままでにない解像力を見せてくれました。簡単に言うと「こんなに見えるなら倍率上げなくてもいいじゃん!」てな感じです。低倍の方が全体像がつかみやすいというメリットもあります。

【顕微鏡像の一例】

プランクトンの種類は少なかったものの、図鑑の写真では見られないミジンコやケンミジンコの構造が生きた状態で見られたこのに大満足でした。
そんな機材を自分では持てない悔しさ、淋しさもありますが、動画撮影に限れば私のAxioPlanには別のメリットがいくつもあるさと負け惜しみ。

【2日目の午前中はゆったりと】

毎度のことですが早起きは求められません。午前中は近くを散歩したり空いている顕微鏡を使ったりと各自自由に過ごします。女性陣は(比較的?)早起きで全員集合して朝から女子会でした。

【午後の採集にドローン登場!】

昼食は近くの蕎麦屋で済ませて午後の採集です。
今回の目玉の1つは坂田さんのイベントに向けた動画の撮影で担当するのは石崎さん。何とドローン使いの彼によって合宿初の空撮が実現したのでした。

【占部先生のミジンコ講座ーミジンコの話ー】

2日目の夜には東北大学の占部先生もお越しいただきました。占部先生なら相手に合わせたミジンコのお話しなどはお手の物なのでしょうが、合宿用の講座を開いていただくという贅沢も味あわせていただきました。
この後もまたミジンコ鑑賞に戻り、ミジンコ談義も夜中まで延々と続いたのでした。

【旅の記録】

毎回恒例の記念撮影。2晩で延べ人数が13〜15人いた割には思ったほど消費しませんでした。