第2回顕微鏡観察会(2018.7)に来てくれたのはこれも大学同期のYさんです。彼女はアメリカ人と結婚していてアメリカ在住なのですが、久しぶりに日本にきた貴重な時間の中から顕微鏡を覗きにきてくれました。
【さすがは元藻類関係者】
定番のミジンコで全体像から各部分の拡大観察に続いて、「顕微鏡の性能評価に役に立つのはこれ」とだけ前置きして見てもらったのがミクロワールドサービスの珪藻プレパラートです。せっかくの機会なので自分でコンデンサーの絞りを調節するなどしてもらったところ…。
「わー、クチビルケイソウのオヘソまで見たの初めて!」とのコメントをもらいました。対象への知識と顕微鏡の使用経験がある人だと顕微鏡の性能が詳細な観察につながることを実感してもらえたことが分かり易く、私もやりがいがあるというものです。
【顕微鏡教育が進まないのはアメリカも同じ】
彼女はアメリカで小学生を対象に理科の指導もしているそうですが、二言目に出るのが「私が使っている85ドルの顕微鏡じゃあ…」。どうもフォーカス合わせの練習機というのが精一杯のようです。
キメラスコープはストックがないし、そもそも飛行機でのお持ち帰りは困難ですが、有限光学系なら改良の余地もあり。何か役に立てないかと考えています。