今回お越しいただいた4名の皆さんは坂田明サロンやミジンコ合宿などでミジンコの観察経験あり。製本をお仕事としご夫婦でいらしたYさんは理科系大学実習用レベルの顕微鏡をお持ち、かつてミジンコ倶楽部に所属していたEさんは顕微鏡を購入予定で下見済み、本人の都合で詳細内緒のXさんは仕事で研究用の顕微鏡に触れる機会があるとのことなので、自分で使うことを意識した観察会としました。
今回お越しいただいた4名の皆さんは坂田明サロンやミジンコ合宿などでミジンコの観察経験あり。製本をお仕事としご夫婦でいらしたYさんは理科系大学実習用レベルの顕微鏡をお持ち、かつてミジンコ倶楽部に所属していたEさんは顕微鏡を購入予定で下見済み、本人の都合で詳細内緒のXさんは仕事で研究用の顕微鏡に触れる機会があるとのことなので、自分で使うことを意識した観察会としました。
教科書でも必ず出てくるツユクサの気孔とカナダもの葉の葉緑体を見ていただきました。どのようにすれば顕微鏡で見やすくなるのかのポイントも作り方も見ていただきました。
そして、どんなにきれいな写真や動画を見ても、実際に覗いた視野にはかなわないことを実感していただきました。
Yさんは大学理学部の実習レベルの顕微鏡を所有し、写真も撮影しています。
そこで今回はコンデンサー絞りの効果について確認していただきました。
続いてプレパラートをいかに薄く作る必要があるかを紹介しました。
ゾウリムシを飼育しているボトルを見るとたくさんいるようでも、観察用にとった一滴の中にはわずか数匹。これでは薄いプレパラートにするとほとんどゾウリムシはいなくなってしまいます。
濃縮方法として手回し遠心機を使っていただきましたが、これってなかなか疲れるんですよね。そんなことも実感していただきました。
最後にミクロワールドサービスJシリーズで珪藻、放散虫の世界を堪能していただきました。低倍ではそれらが並べられたアートの世界を、高倍では微細構造の神秘をご覧いただきました。
そしてこのプレパラートが単に観賞用にとどまらず、顕微鏡の性能判断にも役立つことを説明させていただきました。