最近では百均の店舗経営が苦しいという話もよく聞きます。それも納得、これだけの商品が100円なんてあり得ないというものが多々あって私自身もその恩恵にあずかっているいるのです。
これまで10種類をはるかに超えるLEDを使ってきましたが現在日常使っているものをいくつか紹介します。(2022.10.14〜)
【最初に注意点を!:色温度について】
人が認識する色については太陽光(色温度:5000〜5700Kあたり)が基準とされ顕微鏡観察や撮影ではこれに近い光を扱っていますがこの色を出すにはコストがかかるようです。
最初にお断りしておきますが百均のLEDの多くはおそらくコストダウンのため色温度が6500Kあたりのものを使っています。私自身も背に腹は変えられずそれを承知で使うこともありますがが、やや青白く見えることを知っておいて欲しいと思います。
撮影する時にはホワイトバランスで調整しておくことが必要です。(ここでは演色性までは触れないこととします)
とはいえたったの百円でこの機能。文句を言ったらバチが当たるでしょう。
【使用頻度ナンバー1:マルチアングルマグネットライト】
おそらく今現在の使用頻度が最も高いのはこれ。ちょっとした作業時の補助光として役立つのはもちろんのことボトルで飼育しているミジンコのチェックにはこれを使っています。
単4電池3本仕様でけっこう明るくシンプルな形状で名前の通り角度を変えて使えるのが便利です。
販売時はLEDがむき出しでちょっと明る過ぎることから拡散板を、またイベントではここにミジンコボトルを載せることもあるのでもあるので滑り止めのゴム板を貼っています。
【明るさ調整機能が便利で顕微鏡にも:LED調光タッチライト】
最近多用しているのが「LED調光タッチライト」。百円でありながら調光機能がついているのには驚きでもうちょっとお高くても手を出すところです。
NikonのShortBarrel時代のコンデンサーとマッチします! ドーム部分は外してここにホームセンターで買った塩ビチューブをカットしたゲタ〜コンデンサーのフィルター受けを両面テープで貼り付けます(もちろん接着もありでしょう)。ここに拡散板を落とし込んでおけば私が顕微鏡教室で使うNikonG型ならダイレクトに装着できます。黒紙を入れれば簡易暗視野も可能になります。
これを応用することでピークのワイドスタンドマイクロスコープにも応用(リンクあり)しています。
【ミジンコ水槽用:もっとも普通のランチャー9】
普段は非常用の懐中電灯として置いています。単4電池3本。
この先端にペットボトルのフタを介してアクリル板を取り付けてここに水槽を作ってミジンコが泳ぐ姿を見られるようにしています。
【お遊び用・リモコンライト(さすがにこれは300円ですが…)】
面白そうなので試しに買ったのがリモコンライト。様々な色を選択したり自動的にその色が変わっていくという機能があります。
そこでイベント用に改良。ドーム型の拡散板を外しそこに平らなアクリルとゴム板をつけました。近々ミジンコ観察イベントがあるのですがこの上にボトルを置いて色が変わるモードにしてみようと思っています。
【小さくてじゃまにならないショートランチャー】
これまでのライトは全て単4電池3本仕様でしたがショーランチャーは電池がCR2025。それが大きな理由で日常的には使わなくなりましたが小型軽量で応用が効くためイベントなどでは必ずお守りとして持っていきます。
小振りでペットボトルのキャップに収まるのが好都合。NikonのG型のミラー部分は5cmの穴が空いているので同径の板に両面テープで固定するだけで顕微鏡ライトにもなります。
【完全番外編:自転車用のライトですが…】
自転車を購入した時に「何か一つお店にあるものを差し上げます」と言われた候補の一つがLEDライトでした。点灯、点滅機能がついて確か2500円くらいだったと思います。
それが壊れて「あー、新しく買わなければならないのか…」と思っていた時に百均に似たものがありました。作りはチャチだけど十分に使えます。ある時に自転車を倒したら簡単に壊れてしまいましたが百円ならねと同じものを買って今も使っています。無くならないうちにもう2つくらい買った方が良いでしょうか。