2015.8.3
【ミクロ・マクロの世界におけるズーム表現】
ときどきお問い合わせいただくのが「ミクロ・マクロの世界でどれだけズームが効きますか?」というものです。
映像ディレクターの中には「ズーム」へのこだわりが極端に強い方がいて、こちらとしても対応に迷うことが多々あります。
大ざっぱな言い方になりますが、例えば(弊社の常識で呼べる)顕微鏡にはズームレンズはありません。高性能な実体顕微鏡も観察では力を発揮しますが撮影となるとこれは良いと太鼓判を押せるものは見つけていないのが現状です。
もしそんな高性能なレンズがあったとしてもおそらく導入できる金額ではないでしょう…。
【対応策?】
1つは編集作業での対応です。いかに元の動画をトリミングするかです。4Kで撮影しておいてハイビジョン仕上げとするなら2倍までは有効ですよね。
もう1つは演出です。いかにストーリーを組み立ててカットを割っていくか。これこそディレクターの腕の見せ所です!
【現状のズームサンプル】
現状の機材を使って撮影したサンプルをYouTubeにアップしました。
これ以上は単レンズでの撮影が基本と考えています。