TG-6でコリメート

昨年Tough6を買ったという話をしたら先輩ユーザーが実に素敵な顕微鏡アダプターを教えてくれたので早速パクって同じようなものを作りました。毎日持ち歩いたりはしませんが出先に顕微鏡(RMSタイプ)がありそうな時は必ず連れて出ることにします。あくまで忘備録としての使用ですが意外に使えます。(2022.1.21〜)

【フィルター用のリングを活用】

発想の基本はフィルター用リングの活用です。Toughシリーズはコンバーターレンズを使うためのアクセサリー・コンバーターアダプターCLA-T01(40.5mm径)があるのでリングを組み合わせて接眼レンズを閉じ込めるのです。
NikonCFW10倍を使った具体例がこちらです。接眼レンズに合わせてステップアップリングで径を大きくし、逆に反対側は適当な径のもので抜け落ちないようにしてオス-オスのリングを使ってはさむ要領です。長さが足りなければ延長リングで伸ばし、長すぎればゴム板などでガタつきを押さえることで他のレンズにも応用できそうです。

【接眼レンズに合わせて複数作成】

こんなになくてもいいのですが4つ作りました。左上はCarlZeissStandard用、左下は先のNikonCFレンズ用、右上はNikonShortBarrel用でサイズ優先のもの、右下は同じくNikonShortBarrel用の画質優先&もっともお安く作れたものです。

【カメラ側は】

TG-6には「顕微鏡」モードがあるのですが実際に使うのは「P」モードです。「顕微鏡」モードでは接眼レンズの表面にフォーカスが合ってしまってガラス汚れの写真になってしまうことがあります。
ワイド側では周辺をケラれますがズームすることで解決します。仕事用のカメラはケラれないように設定しますが逆に視野を表現するためには役に立ちそうです。
Toughシリーズに限らずレンズにフィルター枠のある軽量なカメラであれば応用できそうな気がします。

【補足:レリーズ代わりにアプリ&セルフタイマー】

TG-6にはレリーズがないので顕微鏡に取り付けた状態でシャッターボタンを押すとブレることがあります。
スマホやタブレットをもっていればメーカーから提供されているアプリを使えば直接カメラに触れなくても写真を撮ったり動画のスタート、ストップもできるでしょう。
被写体が動かなければセルフタイマーを使うことで揺れが収まってからシャッターを切ることができるようになります。