これで写せる顕微鏡(33):テザー撮影について

テザー撮影とはパソコンからカメラをコントロールする撮影方法です。各社が自社のカメラに対して専用ソフト、アプリを供給しています。私自身はPanasonicGH5とSonyα7でテスト済みですが本格導入には至っていません。不都合があるというよりはそこまでカラダを慣らす余裕がないので先送りしている感じです。今後の課題なので簡単に触れておきます。誰かがレポートしてくれればという期待を込めてのページです。(2024.8.18〜)

【テザー撮影でできること・ファイル管理にメリット】

テザー撮影ではカメラ本体のボタンやダイヤルで操作していたことをパソコン画面からカメラをコントロールします。撮影時の操作性については後で書きますがまずパソコンを使うことによりファイル管理にはメリット大です。
通常の撮影では終了後にデータカードを抜き出してメディア(ハードディスク)にコピーしてからの作業になりますがテザー撮影ならダイレクトにメディアにデータを記録することもできるからです。

【最初の問題はタイムラグ】

パソコンからのコントロールとなるとUSBケーブル経由による遅延が気になるところです。やはりダイレクトにカメラを操作した方が安心です。
またパソコン内にデータを取り込む場合は内蔵メディアの容量が問題になります。ダイレクトに外部メディアに書き込む場合には転送速度やメディア自体の書き込み速度の確認が必要です。

【モニターの視認性】

求める映像のクオリティもよりますがパソコンのモニターにどこまで求めるかが問題です。単なる操作端末なのか映像チェックも求めるかです。
私のメインパソコンはノートタイプなので映像チェックはできません。HDMI出力が並行できるかに加えて2台使う時の配置〜スペースも問題になっています。
これは処理性能の高いパソコンに大型モニターをつなぐことができれば解決するでしょうか。その時はコストという壁もありそうですが…。

【フットスイッチ】

と一言書けば誰でもお分かりになるでしょう。私はマックユーザーとしてテスト済み。操作性のよい製品があるのです。

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