【顕微鏡体験にはNikonGH】
スタジオにお越しいただければグレンデル所有のいろいろな顕微鏡を使って観察していただけるのですがなかなかそういう機会を作ることもできません。それでも顕微鏡教室などの機会を作れればと考えています。そのために準備しているのがNikonGHで性能、サイズ、コストなどのバランスで選びました。おそらく1970年代に作られたものですが現役として使えるものであれば今売られている安いものよりこの先も長持ちすることでしょう。
【小学校の顕微鏡との違い・基本性能】
NikonGHは理科系大学の実習レベルと言えるでしょう。単純に拡大率だけで考える人もいますが小学校のそれとは見え方がハッキリと違います。いくら大きくなってもボヤけていたのでは意味がありません。またフォーカスも微動装置のないものを使っていることろがありますが倍率が高くなるほど必要になります。もちろん滑らかに動かねばなりません。
【XYステージが重要】
顕微鏡では低倍でものを探し順に倍率を上げていきますがその時に対象を中央に移動させる必要があります。4倍の対物レンズで見つけたものを10倍にするまではいいのですが40倍にしようとすると手で微調整するのは困難です。小学校の顕微鏡は慣れない子供にこれを強要するので無理があります。これを解決するのがXYステージです。初めて顕微鏡を使う小学生でもこれがあればたいていは上手く使いこなしてくれています。
【コンデンサーがある!】
「照明装置は?」と聞かれて「ランプ」「ミラー」と言っているうちはまだ本当の顕微鏡ではありません。その光をコントロールするコンデンサーがあって初めて顕微鏡なのです。コンデンサーの絞りを動かすことでモノの見え方が変わってくるのです。私の顕微鏡教室では小学生にも操作してもらっていますがこれまで使えなかった子供はいませんでした。やればできるんです。
【台数は8台までですが…】
基本的には私一人で面倒を見るので4人掛けのテーブル2つ分としてNikonGH8台を常に用意しています。「もう少し増やして…」というリクエストもありましたが私の目が届かなくなります。br どうしてもと言われて増やしたこともありました。出前スコープやフィールド用に似たベースのものを使っているので無理すれば数台は増やせます。【4台1箱での搬送も可能】
これまで会場までの搬送は車移動としていましたが2024年9月末のイベントでは4台1箱で2箱を宅配便で送ることにしました。部品を外して送ることになるため会場での組み立てと終了後の梱包に時間が必要となりますが、私が車両を手配するよりはかなりお安くすることができます。
イベントのトップページに戻る